mekaanikko ブログ

車、オートバイ、自転車関連の自営業ブログです。

2019年02月

この時のクランク のその後。

ご依頼者様から連絡があって、「極端すぎるので自分でも全然期待してなかったのですが、145mmクランクで平地もヒルクライムも自己ベスト大幅に更新できたので・・・・・もう一台の方にも145mmで製作して欲しいです!」 というメール・・・・びっくりです。 

実は、可変長クランクをずっと考えていて、アイデアがあったのですが、似たようなアイデアで、LooKがとっくにやっているのを知ったのが極く最近  考えることはみんな同じ・・・なにより、情弱過ぎた (笑  
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すでに Lookがやっているので、基本的にボツですけど、まだ、もうちょっと粘っています

*先月、身長 190cmの**選手からも「155mm作って持ってきて欲しい」と依頼頂いたのですが、いくら何でも直前過ぎで実現せず・・・・・      しかし意外と需要はあるな・・・

かなり久しぶりに、3トントラックのタイヤ交換。
195/85R16 です。
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作業自体の難易度は高くありませんが、馴れてないので、とにかく重い。タイヤとホイールで30kg近くあるのではなかろうか・・・?
持ち主の息子さんは某タイヤ屋さん勤務なのに、ウチへのご依頼。大人の事情か




2年ほど前に組んでから、走行距離自体はさほどでもないようですが、しばらくの間、使用して頂いたら、クランクにガタが出た SRAM OMNIUM GXP。 原因は、この「アタリ部分の痩せ」です。社外品のシマノホローテックⅡ互換セラミックベアリングですが、左のこの部分はシャフトが細いGXP用のアダプターになっています(右はシマノと同じ径)。

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SRAM OMNIUM の場合、シマノのホローテックⅡなどとは違って、左クランクの挿入具合でのBBベアリングの押し付け具合の調整ができません。
ただ「締め込むだけ」なので、クランク回転の「軽い、重い」は、BBの幅に依存します。

BB幅が想定より広い場合は、ベアリングの左右からの締め付けが強すぎて回りが悪く、想定より狭い場合は軽く回るものの「ガタ」が出る事になります。(クランクシャフトスピンドル長とBBベアリング自体の幅、BB幅の3点での組み合わせでの公差を差し引き、足し算した結果になりますが)。
BBの幅(許容値は ±0.05~0.1でしょうか?)が想定外の場合、調整は面倒ですが、剛性面では有利な設計でしょうねぇ・・・・

BB幅が想定より長い場合は、フェイシングカットしてBB幅を少し狭くするのが手っ取り早く、今回のように、クランクを締め込んでもBBベアリングへの接触が十分でないことでガタが出る場合は(BB幅が狭い)、シム調整します・・・・・と言っても、本来、SRAMがどういう指示をしているのかは知りません
シムはBBとフレームの間に入れても良いし、クランクとベアリングの間に入れてもOKですが、手持ちのシムの都合上、後者を選択。

シャフト径 実測、21.7mmですが、手持ちは20φ。
そのまま入らないので、片側に切り込み入れて試します。
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クランクを締め込んでみたらOKで、実用上の問題はないのですが、隙間から波打っているのが見えるので・・・美しくありません

やり直し。リューターでスプラインに合わせて切れ込み入れました。
手作業なのでややイビツ。
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外から見ても分かりません!
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CS-9000は、ロー側 2枚ユニットですが・・・スプロケ加工できます。
(治具の形状の関係で3枚ユニットより、やや面倒ですが加工賃同じ)
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コチラ、、⤵ たまにご注文頂く、スポークホルダー
まとめて作っておけばいいんですが、その都度、受注生産。
毎回、形状が微妙に異なりますが、機能効用は同じ。
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出来の善し悪しは多少あって、このカーブが「SEXY」か、どうかが肝。

「今日のオマエは・・・・・セクシィだな!」 とか、一人で呟いたり・・・・・   キモイ
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この時にもご紹介した、D2R SHADOW + APP ホームトレーナー 

 今どき、10速で買う人も少ないだろうということで、スプロケを外してみます・・・が、中空クイックシャフトでないので、工具から飛び出ている、センターシャフトが邪魔。

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このシャフトは圧入されているだけなので、ハンマーで叩けば簡単に抜く事ができます。
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しかしこれでも本体のアクスルシャフトが邪魔で、工具がロックリングまで届かないので、シャフトを貫通させる穴を工具の中に空けなくてはなりません。 ところが・・・これが固い  ドリルは色々試しましたが、全く歯が立ちません。 超硬のエンドミルでもダメ(なんで・・・・?)。
やればやるほど刃物を傷めるので、作戦変更。 肉厚は1㎜程度なので、ポンチをプレスで押して、無理矢理穴を大きくします。10トン弱の荷重が必要でした
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これでやっと本体からスプロケを外せます。
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CS4600・・・ 10速+1mmスペーサーなので、通常なら8-10Sフリーに10速スプロケ仕様・・・・11速フリーに10速スプロケなら、1mm+1.8mmスペーサーが正しいはず・・・・・・・ですが、メーカーでは、「フリー自体は11速対応」と言っています。
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フリーを外して、スプライン部の長さを測ってみたら、36.5mm程度ありました。11速OKです。
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ご購入頂いた方で、スプロケ交換工賃はサービスです。(スプロケ自体は送って頂かなくてはなりません)。
元々ついている10速スプロケがご不要の場合は、1000円で下取りします

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