mekaanikko ブログ

車、オートバイ、自転車関連の自営業ブログです。

2015年05月

諸般の事情により、6月15日(月)からほとんどの商品をやむなく値上げさせて頂くことになりました。6月14日(日曜)17時までに御注文メールを頂いた分で、6月15日午前中にご入金の確認が取れた御注文に関しては、現行の価格を適用させて頂きます。よろしくお願い致します。

日曜日ですが、まったく追いつかないので、今日もホイール組んでました。
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なんだか分からないのですが、今月はたくさん組みました。
15セットは組んだような? 多分、新記録です。
ほとんどがこの半月だったので、集中して作業した分、技術的にはまた少し進歩できたような・・・・作業スピードの面で (笑  

昼前に作業していたら、突然店の前に大型オートバイにたくさん乗り付けられてしまい、「ウチじゃないだろ!」ってビビッていたら、知り合いのオイル屋の営業さんがわざわざ徳島から、ホイール欲しいというお客さんをツーリングがてら連れて来てくれた・・・のご一行様でした(笑

わざわざありがとうございました。


少々の左右の振れを調整する程度なら、縦ぶれが出ることはないはずですが、出てしまった場合の調整方法について・・・

ホイール組の初期段階で5mmとか大きく振れがある場合は、基本的に半周単位で大胆に振れ取りしていきますが、元々がまともなホイールだった場合は、それほど大きい振れがあるとは考えにくいので、0.5mm程度の振れ取りなら、せいぜいホイールの1/4~1/3周単位で考えれば良いと思います。

色んな考え方があると思うのですが、私の場合は、縦ブレ取る前に横ぶれを先に取ります。横ブレを先に取らないと、縦ブレが分からないと思うのですが、ワタシが唯一参考にさせて頂いた記憶がある大昔の雑誌の記事では「縦ブレを先に取る」って出てたような?ニュアンスの問題かも知れませんが・・・

縦ブレを調整する場合は、必ず、引っ込んだ方を先に緩めて調整します。
引っ込んでいるということは、張りが全体に強いってことですね。

例えば・・・#3~#7の間の引っ込みを戻したいと考えたら、緩めるニップルは#1でスタート #9まで緩めます。調整したいと感じる箇所の前後2本ずつも調整します。
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これはリヤホイールで、右(オレンジ DS)と左(青 NDS)でテンション差は約2倍ですから、基本的な考え方として、左は右の約半分程度緩めます。しかしきっちり決めているわけではありません。ほとんど感覚で作業しています(ワタシの場合は! 他人は知りません)
調整したいところの前後2本も緩めるのは、横ブレの発生を最小限にするためです。スタートの#1と終わりの#9は、1/4回転だけ緩め、振れ中央部に向かって徐々に大きく緩めます。最初少ししか緩めないということは、#1、9の隣のスポーク、#24,10に対して影響が少ない=横ブレが出にくい という事になります。

実際の調整では、#1、2、9、8= 1/4回転 、 #3,7=半回転+ 、 #5=1回転 ・・・・とかの感じです。  ホイール組みの初期段階で振れが大きくある場合だと最大振れの部分で一気に3回転位緩めたりしますが、0.5mm程度の振れなら、せいぜい1回転半くらいじゃないかと思います。
緩め終わったら、再度横振れを調整します。この時はテンションは全く気にしません。この横振れを調整し終わったら、この部分がまだ多少引っ込んでいても、今度は縦ブレで出っ張っているところ(=テンションが緩い)を上記の逆の手順で調整、張りを強めます

完全に縦振れが収まったら、前日の方法でテンションを調整しながら、横振れを完全に取って行きます。 
手間もかかって難しいと感じるかも知れませんが、調整は単なる慣れです。テンション測定は3本くらいまとめて測定して、手加減で適当に調整、再度テンション測定して・・・・・・ホイールの振れ取り調整はこれの繰り返しで、最終的に目標値へ追い込んでいくだけです










その前に、前回忘れてましたが・・・調整前の下準備・・・ニップル部へのオイル挿し
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Aの部分にオイル挿しても、ニップルを3回転位緩めないとネジの奥の方までは一切浸透しないので、ほとんど意味はありませんが、 Bの部分も含め、特にリヤのDS(右側)は、ほんの少しで良いですから、オイルを挿した方がベターかと思います。
オイルはミシン油など粘度が低い物なら、何でもいいでしょう。
オイルが付着することで緩み易くなることを心配されるかも知れませんが、回転抵抗が大きくてニップルを砕いてしまう方が遥かに面倒です。 またニップル面に油分が付着することで、ニップル回しによる、ニップル傷つけの防止にもなります。
調整終了後、パーツクリーナーで流しておけば問題なし。

前回の調整で#2,4,6を引っ張って振れ自体は修正できたが、振れがあった周辺のスポークテンションが、ホイール全体のスポークのテンション差が大きい場合にどうするか・・・の話です。

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オレンジ奇数(右)スポークと、青色偶数(左)スポークのホイール全体での平均テンションがそれぞれ120kgf/ 60kgf 位とします。
振れ取り修正後、#2,4,6が、 55~65kgf で、#3,5 が、115~125kgf 程度なら優秀で問題ありませんが、そうでないにも関わらず、振れが取れている場合もあります。

例) 左#2,4,6が、 60kgf で揃っているのに 右#3,5 が、105kgf と低め 
→調整の考え方  リム自体の微妙な捩れなどでスポークテンションのバラつきが出るのは仕方ありません。 堅牢なリムほど、少しの捩れが大きなテンション差になって出ます。

実際の調整の進め方は #1~7位の広さで考えます。
仮に #1 125kgf #3 105kgf #5 105kgf #7 130kgf だったような場合には、まず、#1 と #7 を 120kgf 程度に下げて となりの#3 と #5 を少し上げます。 その状態で 左側の#2,4、6を調整してテンションのバランスと振れを取って行きます。

ホイール全体でのテンション平均値 右 120/ 左 60(kgf)とすると、左右のスポークテンションの和は180。  
部分的な左右の和、例えば、#3 と #4/  #4と#5 とか、どの部分の和を取っても180前後になるように調整するのが理想です。(ホイールのスポーク本数にもよりけりですが、 もう少し広く、4本の和が360くらいでも良い)。

上限値、下限値の具体的な数値は誤解を招くといけないので提示できませんが、0.5mm程度の振れなら、テンションを揃える事を優先した方が良いと思います。

調整の結果、
#1 120 / #2 65 / # 3 110 #4 70 / #5 115/ #6 65/ 
#7 120(kgf) ・・・・ これくらいに調整して振れが0.5mm内に収まれば御の字です。 



  



友人の友人の所有のママチャリのBB修理。
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BBネジをタップで修正して、ついでにフェイシングカットも・・・・・しませんでしたが

カップ&コーン式のBBがダメになっていたので、手持ちのカートリッジBBに交換しました。シャフトが長いMTB用ですが、問題ないでしょう・・・・チェーンライン? 大丈夫。

考えてみたらBBのJIS68は汎用規格なわけで、このフレームに最新式の DURA 電動11速だって組もうと思えば組めますね・・・・(笑

ホイール組みが溜まっていたので、昨日の夕方から今日の昼過ぎにかけて、集中的に作業しました。予定では4セット半「やっつける」つもりでしたが、完成したのは3セット半・・・まだ1セット残ってますが、イマイチはかどらず、おまけに他の仕事が入ってしまい、残念ながら今日中に終わりませんでした
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今日の最後のホイール・・・・・・の仕上がり寸前でどうもヘンテコな感触のスポークが2本あるのに気が付きました。
一見、フツーのCX-RAY。
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ところが、上のヤツは、コブラネック仕様でして・・・・・・
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下のは、厚みが違ってました。 1.2mmあります。通常は実測1mm位です・・・・・
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前にCXが混じっていたことがありましたが、これはSapimのラインナップにはない、スペシャル仕様です。     レアアイテム、、安くお譲りしますが・・・・(笑

しかしよりによって、24本のうちに2本も紛れ込むなんて・・・


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